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奈良クラブ試合サマリー J3第35節

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2試合連続で先発出場し、柔らかなタッチでダメ押し点を奪った嫁阪(左から3人目)=富山県総合運動公園陸上競技場 ⒸNARA CLUB 撮影・塩澤成樹

▽J3第35節(富山県総合運動公園陸上競技場)

 

奈良クラブ 2―0 カターレ富山

   (51)        (56)

 

▽得点者 【奈】酒井達磨、嫁阪翔太

 

▽順位 6位 

 

▽観衆 2853人 

 

 【戦評】

 

 奈良は前半42分、中央付近でボールを奪った酒井がロングシュート。前に出ていた相手GKの頭上を越えてゴールに吸い込まれ先制した。後半11分には左サイドを駆け上がった酒井がクロス。これを嫁阪が合わせて加点した。酒井は今季8ゴール目、嫁阪は5ゴール目。酒井は1ゴール1アシストの活躍だった。

 

 【記者の目】

 

 前線から緩くプレスをかけ、中盤で数的優位な状況をつくり囲い込んでボールを奪う。素早くボールを動かして空いたスペースへとボールを運ぶ。前節の鹿児島戦に続き、試合内容がよく、勝利に値する戦いぶりだった。

 

 激しい攻防が続けば、一度ボールを下げて試合を落ち着かせる術も身に付き、チームとしての完成度も上がった。

 

 左サイドバックの加藤が松岡、右サイドバックの生駒が高橋と、富山の攻撃キーマンをマンマークで抑え込んだのも勝因。伊勢、鈴木が最終ラインを押し上げたことで、コンパクトな攻守が実現できた。今季これまで51ゴールの攻撃力を誇る富山を相手にクリーンシート(無失点)は自信になるだろう。

 

 酒井の先制点は相手GKの位置をよく観ていた。シュートの撃ち方、タイミングなどはエース浅川がいい手本となっているようだ。嫁阪は5ゴール目。ゴール前のスペースにうまく入り込んだ。

 

 1位愛媛、2位鹿児島、3位富山との3連戦で1勝1分け1敗の成績は収穫だ。チームの総合力が確実にアップしている。

 

 次節はFC大阪を5―0で破った相模原。18位だが侮れない。(河村)

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