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奈良クラブ試合サマリー J3第34節

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途中出場し同点ゴールを決めた山本=鹿児島県白波スタジアム (C)NARA CLUB 撮影 塩澤成樹

▽J3第34節(鹿児島県白波スタジアム)

 

奈良クラブ(48)  1―1 鹿児島ユナイテッドFC(58)

 

▽得点者 【奈】山本宗太朗【鹿】山口卓己

 

▽順位 8位 

 

▽観衆 7269人 

 

 

【戦評】

 奈良は後半31分にPKから失点。その10分後に右サイドから可児がクロスを送り、生駒の折り返しを山本が押し込み同点とした。

 

 

【記者の目】

 攻守の切り替えが早い試合だったが、どちらも守備が堅く、なかなかゴールをこじ開けれなかった。奈良は2位の鹿児島を破って勝ち点3を積み上げ、昇格の可能性を高めたかったが、1―1の結果は妥当な決着だろう。

 

 奈良は破壊力のある鹿児島の攻撃陣をうまく抑え込んだ。左MF米沢、右MFの五領にチャンスを作らせず、FWの藤本を自由にさせなかった。

 

 攻撃は浅川が何度も決定機をつかんだが、相手GKの攻守に阻まれたのが残念。しかし、途中出場の山本が2度目のチャンスを見事に決めた。落ち着いたプレーが印象的だった。

 

 右SB生駒の攻撃参加も見逃せない。クロスを送ったり、ゴール前に顔を出してシュートを放ち、同点ゴールをアシストするなど目を見張る活躍だった。

 

 チーム全体を見れば、最終ラインを高く保ち、前線までの距離をコンパクトにして、相手選手を囲い込んでボールを奪って攻め込むなど、高い攻撃力を誇る鹿児島をうまくコントールできていた。

 

 中盤の底で可児がボールを拾ってパスを散らし、バランスをうまく取っていた。

 

 反省点は不用意にボールを失って、何度かピンチを招いた点。失点にはつながらなかったが集中力を欠いた。

 

 残り4試合。シーズンを通して築き上げてきた自分たちのスタイルを貫き、この日の試合のように、質の高い試合ができれば、まだ昇格の可能性は残されている。

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