男子プロバスケットボールBリーグ2部(…
男子プロバスケットボールBリーグ2部(B2)の2023―24レギュラーシーズンが終わった。バンビシャス奈良は通算24勝36敗で西地区6位。プレーオフ進出はならなかった。
とはいえ、勝ち星は過去最多タイ。シェイク・ムボジ選手が初のブロック王に輝くなど確かなつめ跡を残した。
何より、来季のB2クラブライセンスが交付されたのが喜ばしい。関係者はもとよりブースター(ファン)も胸をなで下ろしただろう。
経営面の課題で下部降格の危機もあったが、クラウドファンディングでの個人寄付、パートナー企業の協力などで回避。クラブ発表の個人寄付名簿では匿名希望者も多く、各人のチームへの深い思いがうかがえた。
ライセンス交付で新リーグでの存続、上位カテゴリーを狙える状況ができた。次の注目はクラブの加藤真治代表がSNS(交流サイト)の謝辞で触れているように、新設予定のアリーナの規模、内容だ。
県議の勉強会も始まった。将来を見据えた、多目的に活用できる客席数を含む上位基準を満たす施設になるか否か、支援側からの声も重要になる。(智)