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奈良クラブ試合サマリー J3第17節

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ビックセーブを連発しチームを救ったアルナウ=9日、ロートフィールド奈良 ⒸNARA CLUB 撮影・塩澤成樹

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▽J3第17節(ロートフィールド奈良)

 

奈良クラブ 1―0 FC岐阜

   (27)      (25)

 

▽得点者 【奈】浅川隼人

 

▽順位 4位 

 

▽観衆 1823人 

 

 

【戦評】

 

 終盤、カウンター攻撃の応酬となり、岐阜が2度のチャンスを逃した後半50分、ペナルティーエリア正面から、可児が縦パスを送り、岐阜の選手が一度はクリア。ボールを受けた岐阜の選手が奈良の選手に囲まれてバックパス。このボールが浅川の前に転がり決勝点につながった。浅川は9ゴール目で得点ランキング3位。

 

 

【記者の目】

 

 前半は押され気味の展開だった。岐阜はショートパスをつなぎ最終ラインからビルドアップ。鋭い縦パスやサイドからの攻撃で何度か奈良のゴールに迫った。奈良は体を張ったプレーでシュートチャンスを未然に防いだ。

 

 奈良は前半29分に右サイドから西田がクロス。嫁阪が頭で合わせたがジャストミートせず、こぼれたボールを寺村が拾ってクロスを送ったが、これもゴールにはつながらなかった。前半は岐阜のシュート4本に対し奈良は0本で終えた。

 

 後半に入っても流れは変わらず、岐阜は柏木が前後に動いて前線へボールを供給し何度もチャンスを演出したが、奈良はブロックを作って対応した。

 

 奈良は可児が入ってから攻撃のリズムが生まれた。ボールが良く回り、少しずつチャンスができた。後半35分には可児がシュートを放ち、右サイドへ流れたボールを可児が拾ってクロス。これを加藤が頭で合わせたが決めきれなかった。

 

 この間、両監督の間で相手のアドバンテージを消す選手の動き、選手交代などの戦術合戦が繰り広げられたが決着がつかず、スペースが多く生まれて互いに無防備な状態になったアディショナルタイムはカウンターの撃ち合いとなった。岐阜は2度にカウンターを生かせず、奈良は土壇場のチャンスを生かした。

 

 奈良は8試合目のクリーンシート(無失点)を記録した。リーグ最小失点12の奈良と13の岐阜。数字が表す通りの堅い試合展開となった。前後半合わせて奈良も岐阜もシュート6本だった。

 

 アルナウのセービング力は目を見張るものがあった。中島は他の選手とは違うパスセンスがあり、新たな組み立てのアクセントとなりそうだ。西田はチーム適応し魅力のスピードを生かせている。センターバックの伊勢、鈴木の集中力、堀内の献身的な動きは素晴らしかった。フリアン監督は8試合目のクリーンシートに「チーム全体に称賛を贈りたい」と話した。(河村)

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