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奈良クラブ試合サマリー第1節

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新加入の金子昌は開幕戦でいきなりゴール。得点感覚の良さを発揮した=奈良クラブ提供(撮影・塩澤成樹)

第1節

奈良クラブーMIOびわこ滋賀

 

奈良クラブが前半にあげた1点を守り切った。

奈良クラブ 勝ち点3 

MIOびわこ滋賀 勝ち点0

 

 

▽得点者

【奈】金子昌広

 

 

【戦評】

 

 奈良クラブは1―0でMIOびわこ滋賀を下して白星発進した。

 

 奈良クラブは前半35分に左サイドからのクロスボールを金子昌が頭で押し込み先制。これが決勝点になった。奈良クラブは前半終了直前に退場者が出て、後半は10人で戦ったが、最後までゴールを許さず1点を守り切った。新加入の金子昌は移籍後初ゴールとなった。

 

 

【記者の目】

 

 驚きの開幕試合。前半終了直前にDFに退場者がでた奈良クラブは一人少ない劣勢を跳ね返して開幕勝利を引き寄せた。後半開始から先制点を奪った金子昌に代えてセンターバックの寺村を投入し、次に左ウインガーの森に代えて、ボランチの金子雄を起用して守りを強化。さらに疲れの見えた右サイドバックの都並の援軍に同じポジションの田中で補強。左サイドバックに寺島を入れて攻めの姿勢を見せた。

 

 持ち味のサイド攻撃を貫くことで、守備の負担を減らすのが狙い。攻撃の意識を高く持ち続けること。それが最大の防御になることを証明した。フリアン監督、オリオールコーチの巧みなベンチワークが光ったと言える。加えて1点を守り切るために見せた選手たちの一体感は素晴らしかった。

 

 ピッチもスタンドも大興奮。フリアン監督は「勝者のメンタリティーを示すもの」と誇った。

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