毎日コツコツフレイル予防 - 運動指導員による簡単運動vol.3
フレイルは、加齢とともに心身の活力が低下した状態のことで、健康な状態と介護を受ける状態の中間状態にあるとされます。積極的に対策を取ることで、活力低下を遅くすることも可能です。
年齢とともに筋力や体力だけでなく、認知・判断能力も衰えてきます。衰えを止めることは難しいですが、積極的に予防対策を取り入れることで、衰え度合いを緩やかにすることはできます。
vol.1とvol.2では、「立ち上がり動作」と「つまずき防止」に着目しました。
年齢とともに、軟骨が減ったことなどが影響して膝痛を訴える人は多くなります。膝が痛いからと歩く量が減ると、足の筋力が減退してしまい、体力低下につながります。日ごろからできるだけ膝に負担をかけない歩き方を心がけることが大切です。
介護予防運動指導員として健康増進、介護予防のためにさまざまな運動の提案に取り組んでいる、けんぞう倶楽部の本末浩司さんに、膝に負担をかけない歩き方について聞きました。
※動作の回数は目安です。痛みや苦痛を感じる場合は、無理をせず回数を減らす、または運動を中止してください。