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奈良クラブ試合サマリー第24節

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得点王も視野に入ってきた浅川(中央)。ストライカーとしての本領を発揮している=奈良クラブ提供(撮影・塩澤成樹)

10月9日・新青森県総合運動公園陸上競技場

 

観 衆 1259人

気 温 20・4度 曇り

ピッチ 良

 

【戦評】

 

 浅川の2ゴールで青森を2―1で振り切った。浅川は今季11得点。得点ランキング首位タイに躍り出た。

 

【順位】

 

 2位 

 

【記者の目】

 

 順位が接近し、結果によっては入れ替わるかも知れない試合はどうしてもナーバスな展開になる。雷雨で中止、再試合となった大阪戦と同じように、奈良クラブは相手の出方をうかがい、前半15分過ぎまで受け身に回ってしまった。それでも次第にチームの特徴であるサイド攻撃を繰り出して試合の主導権を握った。

 

 青森も攻守に手堅く、試合の流れはドロー。しかし、後半に浅川が相手のミスを突いてゴールを奪ったことで試合が動いた。その後、セットプレーでそれぞれ1点を奪い、ミスをした青森が痛い1敗を喫した。奈良は価値ある勝ち点3を積み上げて2位。FC大阪を得失点差で上回った。

 

 浅川はストライカーとしての嗅覚を発揮してチームを救った。シーズン終盤にきて本領発揮といったところ。 

 

 浅川は第17回(2017年)の坂本修佑(現・FC大阪、18ゴール)以来の得点王の可能性が出てきた。

 

 序盤はもたついたが、全体にまとまりがあり、試合運びに手堅さが出てきていた。

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