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大和古寺お参り日記【31】 - 栄山寺(上)

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本尊の薬師如来坐像。ほほ笑むような優しいまなざしに引き込まれる

 吉野川(音無川)のほとりに立つ栄山寺は、719(養老3)に藤原不比等の子である藤原武智麻呂によって開かれた。 

 

 役行者の修行地だったとも伝わり、同寺に滞在していた弘法大師にまつわる伝承も残る。

 

 本堂は室町時代、1553(天文22)年に再建。本尊の薬師如来坐像(国重要文化財)は秘仏に指定され、毎年春と秋に特別公開が行われる。

 

 生駒龍明(りゅうみょう)住職が厨子を開けてくださった。足を組み、薬壺(やっこ)を中央に持つ珍しいお薬師さま。木像で金箔(きんぱく)が鮮やかに残る。台座はハスの花ではなく、坐像の衣が垂れ下がった裳懸座(もかけざ)となっている。

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