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奈良クラブ試合サマリー J3第13節

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チームに溶け込みゴール前でチャンスに絡むシーンが多くなってきた酒井(右)。今後の活躍が楽しみ。ⓒNARA CLUB 撮影・塩澤成樹

▽J3第13節(ミクニワールドスタジアム北九州)

 奈良クラブ 1―1 ギラヴァンツ北九州

           

▽得点者 【奈】嫁阪翔太【ギ】高昇辰

 

▽順位 4位 

 

▽観衆 3257人 

 

 

 【戦評】

 

 奈良クラブは後半3分、右サイドから寺村がゴール前へクロス。逆サイドでボールを受けた嫁阪が左足で押し込み先制した。しかし、同26分にミスから失点し引き分けた。

 

 

 【記者の目】

 

 押され気味の展開が続いたが、シュート数は奈良の12本に対して北九州は6本と、内容では奈良が上回った。

 

 前半は右サイドバックの寺村が好クロスを前線に供給してチャンスを演出。浅川、酒井らが次々とゴールに迫ったが逸機の連続だった。しかし、後半3分に寺村のクロスを嫁阪が押し込み先制。その後も奈良は果敢に攻め込みチャンスをつかんだが追加点を奪えず北九州を突き放せなかったのが残念。 

 

 奈良は両サイドからの攻撃だけでなく、タテパスで相手DFの背後を突くなど、攻撃の幅を広げている。ペナルティーエリアに複数の選手が侵入するなど攻撃に厚みも増している。今後は13試合で9失点の守備力を背景にもっと自信を持って攻め込み、決定力を高めたい。

 

 酒井がチームにフィットしゴール前でチャンスに絡む機会が多くなってきた。ゴール量産に期待。

 

 わずかなミスで3試合ぶりの勝ち星を逃したが、勝ち点1を積み上げて4位を確保。課題を少しずつ解決し、チームは前進している。

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