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奈良クラブ試合サマリー J3第4節

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 アグレッシブにボールに絡む山本(左)。献身的な働きでチームを引っ張る=©NARA CLUB 26日、ロートフィールド奈良 

奈良クラブ 2―2 YS横浜

 

▽得点者 【奈】浅川隼人、山本宗太朗【Y】萱沼2

 

▽順位 11位 

 

 

【戦評】

 

 奈良クラブは2―2で、YS横浜と勝ち点1を分け合った。

 

 奈良クラブは前半21分にGKアルナウからのロングボールを受けた酒井が右サイドを駆け上がりクロスボールを送り、ゴール正面に走りこんだ浅川が右足インサイドで押し込み先制した。

 

同41分にPKで同点を許し、同44分にはセットプレーから逆転された。しかし、後半18分に左CKから山本が頭で押し込み同点とし引き分けた。

 

 

【記者の目】

 

 前節の長野戦で見せたパフォーマンスをこの日も再現。ボールを保持してパスをつなぐ持ち味を発揮した。複数で囲い込みボールを奪ってつなぎ、サイドチェンジを繰り返してゴール前へ両サイドからチャンスボールを供給した。ただ、雨の影響でピッチの状態が悪く、前節のようにスピード溢れる展開とはならず、相手を圧倒して、勝ちきれなかったのが残念。

 

 浅川は3試合、山本が2試合連続ゴールを奪った。浅川はJリーグの舞台に戻り、ゴールを奪うまでの感覚、位置取りやシュートのタイミイグが合っているようで、確実に得点を重ねている。

 

 山本は献身的にボールに絡んで、ピンチの芽を摘み、チャンスの起点となった。前節に続き、ゴールエリアに侵入して得点を奪うなど、自身初のJリーグの舞台で生きいきと戦っている。

 

 4試合を消化して1勝2分け1敗。まだJ3リーグ内で奈良クラブの立ち位置が見えないでいる。奈良クラブと対戦するチームは、奈良クラブの手の内が見えない。奈良クラブも同じで、お互いに様子を探っている状況だ。すべての対戦が1巡すれば、全体像が見え、戦える部分、足りない部分がはっきりしてくるはずだ。この4試合で見えてきたのは、どのチームも決断が早く、チャンスを見逃さず決定力が高いことだ。

 

 4月2日に今治、8日に琉球と敵地で2連戦。いずれも昨年の上位チームだ。16日にはホームでJ2から降格してきた岩手と対戦する。これらのチームに対して奈良クラブがどこまで戦えるか。この3試合が奈良クラブの今後を占う試金石となりそうだ。

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