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奈良クラブ試合サマリー第29節

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優勝が近づいてきた奈良クラブ。エースストライカー浅川は15ゴールで得点王も視野の入ってきている=奈良クラブ提供(撮影・塩澤成樹)

11月13日・ロートフィールド奈良

 

観 衆 2103人

気 温 17・6度 雨

ピッチ 良

 

【戦評】

 

1―1で迎えた試合終了直前、都並のゴールでFC神楽しまねに競り勝った。

 

【順位】

 

 1位 

 

【記者の目】

 

 相手にボールを保持される時間が長く、前半は押し込まれる展開が続いた。ボールを失う場面もあり、何度かピンチを招き不安定な試合運びだった。

 

 後半は攻守にバランスを取り戻し、選手間の距離が良くなり優位に立って、勝ち越しゴールにつなげた。 

 

 この試合で注目したのは、本来センターバックの寺村が右サイドバックで先発。ボールを前に運ぶ持ち前の推進力に加え、早めのクロスボールで前線にボールを供給。新鮮な驚きだった。

 

 また、中盤の3人、可児、片岡、森田がこれまでとは違う位置取りでプレーし、新たな取り組みを見せたのも好印象。

 

 右ウインガーで途中交代で出場した嫁阪がヘディングでゴールを奪ったが、オフサイドの判定で取り消されたのは残念。しかし、このあと嫁阪が都並の勝ち越しゴールをアシスト。チームにフィットし、今後も楽しみな存在。シュートにチーム一番のパンチ力がある嫁阪。ぜひ豪快なシュートが見てみたい。 チームは苦しい状況でも勝ち切れるようになってきており、たくましさが出てきた。最終節の戦いぶりが楽しみ。

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