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「維新の風 吹かせたい」 次期参院選、中川崇氏が出馬表明

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 任期満了(7月25日)に伴う次期参議院議員選挙で、日本維新の会県総支部は16日、県選挙区に元県議の新人、中川崇氏(36)を擁立すると発表した。同日、県庁で記者会見した中川氏は「国を抜本的に変えないと県民の暮らしは変わらない。維新の風を吹かせたい」と意欲を語った。同選への立候補表明は5人目。このほか、政治団体「参政党」が県選挙区に候補者を立てる方針で、乱立の様相となっている。

 

 会見には同党の馬場伸幸共同代表、党県総支部の前川清成代表が同席した。

 

 中川氏は「県選挙区に維新の候補を立て、県内隅々まで政策を訴え、維新の風を吹かせることが県民の暮らしを変えることにつながる」と決意を語り「統治構造の転換、ベーシックインカムを含めた経済対策、若者が未来に向かって果敢にチャレンジできるよう大学を含めた教育無償化に取り組みたい」と話した。

 

 馬場共同代表は昨年10月の衆院選の県内の維新の比例票が18万3000票余りと自民党に約1万6000票差に迫る結果だったことに触れ、「これだけの方がこれからの政治を維新に託したいと思ってくれた。その思いに応えたい」と候補者擁立の意義を強調。「出遅れ感は否めないが、奈良の維新の会の力をもってすればいい戦いができるのではないか」との見通しを示した。

 

 前川代表が公選法違反の罪を問われ公判中であることや暴言問題で県総支部の原山大亮前幹事長が橿原市議を辞職したことについては、「県民に心配をかけているのは事実。前を向いて一生懸命やる中で名誉を挽回していきたい」と語った。

 

 中川氏は御所市出身。京都大経済学部卒。IT企業勤務を経て、2015年の県議選に初当選。2期目の途中で県議を辞職して奈良市長選に立候補し、落選した。奈良市左京1丁目。

 

 同選にはこれまでに自民党現職の佐藤啓氏(43)、立憲民主党新人の猪奥美里氏(42)、共産党新人の北野伊津子氏(46)、NHK党新人の冨田哲之氏(70)が立候補を表明している。

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