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維新、候補擁立遅れ 幹部相次ぐ不祥事 - 2022参院選 決戦の夏へ(下)

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日本維新の会は県総支部の新執行部体制を発表。参院選に向け気勢を上げる当時、小林政調会長、原山前幹事長、前川代表(右から)=1月12日、県庁

 参院選の県選挙区で鍵を握りそうなのが日本維新の会だ。昨年10月の衆院選では「改革路線」をアピールし第3党に躍進。県内でも、大阪から吹いた「維新の風」が全域に影響し、比例代表票で自民党(約19万9000票)に次ぐ約18万3000票を獲得、前回から大きく支持を伸ばした。他陣営も同党の動きを注視している。

 

 ▷代表送検

 

 昨年の衆院選で県1区から維新公認で出馬した前川清成氏が、選挙区では落選したものの比例で復活。県から初めて同党の国会議員が誕生した。前川氏はこれまで他県選出国会議員が務めていた県総支部の代表に就任。今年1月12日の会見で同人事を発表し、県内組織の拡充をアピールするとともに、今夏の参院選に独自候補の擁立を図る方針を表明。党勢拡大に向け、気勢を上げた。

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