県選出の高市早苗・経済安全保障担当大臣…
県選出の高市早苗・経済安全保障担当大臣が、党内で発足した勉強会への批判について、X(旧ツイッター)で「何が悪いのか」と反論した。
現職閣僚が担務以外の政策について、勉強することのどこが悪い、というものだ。「意味が分からん」と、小気味のよい高市節でバッサリ。
高市氏の勉強家ぶりは、知る人ぞ知るところだ。分からないことは分かるまで勉強するし、知らないことは知ったふりをしないで、ごまかさないというのが信条だろう。
先の党総裁選で見せた歯切れのよい答弁と追及ぶりは、記憶に新しいし、党員らをうならせた。今は亡き安倍晋三元首相が、高市氏の力を見抜いていたことでもわかる。
もし無派閥でなかったら、初の女性首相も誕生していたかもしれない。そんな次期総裁選を意識した党内からの批判が、今度の一連の動きか。
最近のメディアの世論調査で内閣支持率は、危険水域の20%台にまで落ち込んでいる。今、解散して総選挙をすれば大敗するとの予測だ。それだけにポスト岸田を巡って、高市氏の動向に目が離せない。(治)