先日、夏休みに合わせた広陵町の「こども…
先日、夏休みに合わせた広陵町の「こどもシゴト体験博」があり、奈良新聞も協賛して新聞記者体験のブースを受け持った。同じく協賛している県警のブースを子どもたちが取材し、記事をまとめた。
「事件が起きたときに一番大切なことは」「どうして警察官になったんですか」。対応してくれた警察官に子どもたちは次々と質問。写真も撮ってブースに戻り、即席の新聞を完成させた。
着目点はそれぞれだが、一生懸命メモを取り、ポイントを外さずまとめた記事に感心させられた。題字の背景に色をつけたり、個性あふれる新聞は目にも楽しい。
子どもたちが帰った後、机に消しゴムのかすが床に落とさず残されていた。それぞれ一箇所にまとめてあり、手に集めてごみ袋に捨てて帰った子もいた。
学校でもそうなのだろうか。よそにごみを落とさない―。親や先生に教えられたことをきちんと守っていると想像できた。
しばらく後、コンビニを出て歩いていると、先に出た男性が、歩き食べしたファストフードの袋を道にポイと捨てていく。同じ大人として恥ずかしくなった。(増)