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初来日中の恐竜「フランキー」が授業 地球温暖化を食い止める行動呼びかけ - 奈良県川西町の川西小学校

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環境保護を呼びかける授業で訪れた「フランキー」=12日、川西町結崎の川西小学校

【国連開発計画スタッフが「恐竜語」を通訳】

 

 初来日中の国連開発計画(UNDP)の恐竜キャラクター「フランキー」が12日、奈良県川西町結崎の町立川西小学校(村上賢一校長、児童391人)を訪れ、地球環境保護に関する授業を行った。

 

 体長4メートル、高さ2メートルのフランキーが体育館に現れると、集まった児童らは迫力のある姿に驚きながらも歓迎。UNDPの日本人スタッフに「恐竜語」を通訳してもらい、フランキーは地球の環境変化や生物絶滅の恐れがある気温上昇などの危機を食い止める行動を児童に呼びかけた。

 

 また、「この100年で世界の平均気温は上がっている」「電車やバスの代わりに車に乗ることは地球に優しい」といった〇×式クイズで、児童は地球温暖化問題について学んだ。

 

 同小6年の大島美陽奈さん(11)と下辻陽菜乃さん(同)は「近くで見ると怖かったが、いい体験ができた。買い物にマイバッグを持参したり、外が明るい時は部屋の電気を消すなど、環境を守る取り組みをできることからしていきたい」とそれぞれ話した。

 

 フランキーは「ユタラプトル」という肉食恐竜がモデル。国連総会議場で「気候変動は壊滅的。(恐竜のように)絶滅を選ぶな。変化を起こすために立ち上がれ」などと訴える、UNDPが2021年に公開したキャンペーン動画が話題になった。

 

 啓発活動でこれまで世界各地を訪れており、今月8日に初来日。東京では渋谷を練り歩いたり、環境大臣とも面談した。関西初登場となったこの日は、同小のほか東大寺(奈良市)を訪問。14日の帰国までの間、大阪や京都を回る予定となっている。

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