特集2024年春の高校野球奈良大会速報

国原譜

2日、台風2号の接近で梅雨前線が活発化…

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 2日、台風2号の接近で梅雨前線が活発化し、県内各地で大雨に見舞われた。全域で大雨・洪水警報が発令され、五條市で24時間最多降水量を観測した。

 

 県内で全半壊各1棟、床上浸水1棟、床下浸水27棟、一部損壊5棟の家屋被害が発生。冠水や土砂崩れなどで道路通行止めが相次ぎ、一部で鉄道も運転を見合わせた。

 

 県内の多くの学校も休校となったが、警報発令が始業時間と重なり、すでに登校していた児童生徒は大雨の中での緊急下校を余儀なくされた。警報級の雨で外を歩くのは危険だし、仕事を持つ保護者たちは子どもの迎えに苦労しただろう。

 

 警報発令を休校の基準とする学校は多い。刻々と変化する状況の中での判断は難しいとは思うが、気象台はもう少し早く警報が出せなかったのか。

 

 ただ、今回は気象庁から「早期注意情報」が出され、早い段階から災害級の大雨が予測されていた。学校や教育委員会も前日から休校の判断をしても良かったのではないか。

 

 今後、地球温暖化の影響で気象の激甚化が予想される。子どもたちの命を守るため、柔軟な判断が求められる。(法)

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