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【動画あり】新・大和の神々/14 大和神社のちゃんちゃん祭り(天理市新泉町) - にぎやかな渡御で大和に春告げる

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にぎやかに御旅所へ渡御するみこし=4月1日、天理市中山町

 

 「ちゃんちゃん祭り」の名で知られる、天理市新泉町の大和神社の例祭(県指定無形民俗文化財)。「祭りはじめはちゃんちゃん祭り、祭りおさめはおん祭」とうたわれてきた大和に春を告げる行事で、古い祭礼の形を残す奈良を代表する祭りの一つだ。(竹内稔人)

 

 祭りの中心はみこしの渡御(とぎょ)。大和神社と摂社増御子(ますみこ)神社の2基のみこしを中心に、約200人の行列が大和神社を出発。同市中山町の御旅所までの約2キロを、鉦(かね)や太鼓を打ち鳴らしながらにぎやかに練り歩いた。

 

 渡御が御旅所手前の「ちゃんちゃん川」を渡る際には合図の鉦が鳴らされた。大正時代刊行の「奈良県山辺郡誌」によると、「ちゃんちゃん祭り」の名はこの鉦の音から付けられたという。現在は近くの長岳寺の鉦が使用されている。

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