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新・大和の神々/10 当麻寺中之坊の茶筌供養(葛城市当麻) - 大事な道具に感謝を

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護摩でたき上げられる使い古された茶筌=16日、葛城市当麻の当麻寺中之坊

 茶の湯で欠かせない茶筌(ちゃせん)。奈良では生産シェア日本一を誇る生駒市高山地区の伝統産業として有名だが、使い古された茶筌を供養する法会が毎年11月16日、葛城市の当麻寺中之坊で営まれている。

 

 当麻寺中之坊は同寺最古の僧房で、筆頭寺院として代々同寺を護持してきた。同寺の東西両塔を借景にした境内の「香藕(こうぐう)園」(国史跡・名勝)は、大和三名園の一つに数えられている庭園。江戸時代初期、後西天皇の同寺行幸に合わせて石州流茶道の流祖、片桐石州(貞昌、1605〜73年)が現在の姿に改修した。庭園内にある茶室「丸窓席」(国重要文化財)も石州が造立したものだ。

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