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奈良市の前方後円墳、杉山古墳で有志が草刈り きれいな景色で観光客をおもてなし

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ボランティアで墳丘の草刈りをする参加者=7日、奈良市大安寺4の杉山古墳

 奈良市埋蔵文化財調査センターの事業を支援している自主グループ「寧楽考古楽倶楽部(ならこうこがくくらぶ)」(中井太久雄会長)の会員有志は7日、同市大安寺4丁目の杉山古墳をボランティアで草刈りした。

 

 同倶楽部は同センターが開催する「市民考古学講座」の卒業生で組織。会員は現在103人。センターの発掘調査で出土した遺物を洗浄したり、展示や現地説明会を手伝ったりしている。

 

 2022年12月からは、史跡大安寺旧境内にある墳丘長約154メートルの前方後円墳、杉山古墳の景観をきれいにしようと、有志で草刈りを実施。23年度は6回目の活動になる。

 

 この日は約20人が参加。墳丘で手付かずだった箇所の生い茂った草を、自前の草刈り機を使って刈っていった。大きな木は市が伐採を進めている。

 

 同倶楽部文化財保護グループ長の吉岡祥隆さん(70)は「平城京内に残された前方後円墳で墳丘に上がれる数少ない古墳。せっかく奈良に来ていただいた人に喜んでもらえたら」と話した。

 

 杉山古墳は火・木・土・日曜の午前9時から午後5時まで開園している。

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