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新・大和の神々/5 シャカシャカ祭り(橿原市上品寺町) - 子どもたちがにぎやかに蛇担ぐ

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 奈良県橿原市上品寺町の「シャカシャカ祭り」。稲わらで作られた蛇(じゃ)を子どもたちが担いで練り歩く、にぎやかな伝統行事だ。2023年は新型コロナウイルス感染症の影響で4年ぶりの実施となり、参加した子どもも大人も笑顔があふれた。(竹内稔人)

 

 奈良盆地に多く残る、稲作農耕の守護神・野神(ノガミ)を祭る「野神行事」の一つ。

 

 言い伝えによると、昔、長男が生まれた家はくじ引きをし、当たった家は5月5日に人身御供としてノガミさんに子どもを差し出さなければならなかった。ある時、青年がやってきてその話を聞き、ムラに住み着いた大蛇を酒で眠らせて退治した。ムラ人はその霊を葬り、長男の生まれた家を世話役の「頭屋」としてわらで蛇を作り、大蛇を供養したー。それが祭りの始まりだという。

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