奈良ラーメン探検隊

中南和の泡系ラーメンの名店、奈良・暁製麺10年の歴史とこだわりラーメンを取材 - 奈良ラーメン探検隊がゆく

店主のこだわりとやさしさの詰まった一杯を味わう

 週に3回はラーメンを食すメタボ隊員Kが今回紹介するのは、今年7月に開業10周年を迎える中南和の泡系ラーメンの名店「暁製麺」(奈良県田原本町阪手)。店主のこだわりとやさしさが詰まった一杯は、自身のコンディションに左右されることなく、すすり続けることができます。

 

中南和の泡系ラーメンの名店「暁製麺」
中南和の泡系ラーメンの名店「暁製麺」

 

 近鉄田原本駅から徒歩約15分(隊員Kの自宅からは徒歩2分、ラーメンの神様ありがとうございます)。国道24号線沿いにあり、車で走っていると「暁」の文字が目に入ります。駐車場がしっかり11台完備されているのはありがたい。

 

ランチタイム終わりの午後2時に訪問

 ランチのゴールデンタイム(正午~午後1時)はやはり人気店。行列ができることも多いため、可能であれば少し時間を外して来店されることをおすすめします。

 

 隊員Kはじっくり取材させていただくためにランチタイム終わりの午後2時ごろに訪問。入り口では元気な店員さんと共に、金色に輝く「アカツキガンダム」が出迎えてくれます。広々として清潔感のある店内は、「女性やご年配の方にもラーメンを楽しんでもらい、気持ちよく帰ってもらいたい」と語る店主の暁麺次さんの思いが表れています。

 

明るく出迎えてくれる店員さん - 磯城郡田原本町の暁製麺
明るく出迎えてくれる「暁製麺」の店員さん

 

金色に輝く「アカツキガンダム」もお出迎え - 磯城郡田原本町のラーメン店「暁製麺」
金色に輝く「アカツキガンダム」もお出迎え

 

広々として清潔感のある店内 - 磯城郡田原本町のラーメン店「暁製麺」
広々として清潔感のある店内

 

 

 メニューは創業当時からの2枚看板「鶏豚だしらぁ麺」「魚介だしらぁ麺」に加え、「坦坦麺」「汁なし坦坦麺」がレギュラー。夏は魚介ベースの「冷やしらぁ麺」、冬は「五徳味噌らぁ麺」、他にも期間限定のラーメンが季節ごとに販売され、常連客らが楽しめるよう工夫されています。

 

 暁製麺さんの特徴といえば、スープによって種類を変えるこだわりの自家製麺。お店に併設された製麺所で毎朝手作りされる粗びき全粒粉を練り込んだ麺は、噛んだ瞬間、口の中いっぱいに風味が広がります。またスープの「かえし」には、江戸時代末期創業の井上本店(奈良市)の「イゲタ醤油(しょうゆ)」を使用。こだわりの原材料を使った天然醸造醤油で、スープにより深い旨みとコクを生み出します。

 

スープの「かえし」に使用する天然醸造醤油 - 磯城郡田原本町のラーメン店「暁製麺」
スープの「かえし」に使用する天然醸造醤油

 

 

見た目から食欲をそそられる「鶏豚だしらぁ麺」

 隊員Kはもちろん、全種類食しておりますが、本日は大看板の「鶏豚だしらぁ麺」(税込み850円)を注文。「錦爽(きんそう)どり」を中心に高温で炊き出したスープを、オーダーを受けてから一杯ずつ丁寧に手鍋で温め、ミキサーで泡立てます。


 錦爽どりとは名古屋コーチンを生産する会社がそのノウハウを注ぎ込んだ銘柄鶏で、余分な脂肪が抑えられた旨みとコクのある鶏肉です。

 

暁製麺の一押しラーメン「鶏豚だしらぁ麺」
暁製麺の大看板メニュー「鶏豚だしらぁ麺」

 

 

 

 麺は中太麺を使用し、豚チャーシュー、白髪ねぎ、青ねぎ、玉ねぎ、素揚げかぼちゃ、おくら、水菜、姫たけのこ、糸唐辛子、のり全10種類をトッピング。泡立った白いスープの上に浮かぶかわいい食材たち。店主は元パティシエという異色の経歴を持っており、「一目見ておいしそうと思えるラーメンを作りたかった。ショーケースに並ぶケーキのように、見た目も楽しんでもらいたい」とほほ笑みます。

 

 つるつるですすり心地のよい麺に口当たりのよいスープがよく絡む。パンチは効いているのに塩分や油分は控え目で、臭みはまったくありません。「子どもから大人まで毎日食べられるラーメンを」との店主の言葉にも納得です。もちろんトッピングとの相性も抜群で、箸とレンゲが止まりません。

 

 

「魚介だしらぁ麺」や「担々麺」もここだけの味

 もう一つの主力メニュー「魚介だしらぁ麺」は、店主の暁麺次さんが「複雑な味になるようにテストを繰り返してたどり着いた」という一品で、前日から昆布や煮干しを水出しし、さばやうるめ、めじかなど数種類の厚削り節の旨みをじっくり抽出した贅沢なだしに、きな粉を練り込んだ細麺を使用。目には見えないつぶつぶがスープをしっかりと持ち上げて複雑な味のスープと絡み、他店では味わえないラーメンに。こちらはあっさりな鶏チャーシューが使われています。

 

 「担担麺」は自家製辣油の優しい辛さに、香ばしい胡麻の香り。雲に浮かんだような見た目が食欲と撮影欲をそそります。

 

雲に浮かぶ「担々麺」 - 磯城郡田原本町のラーメン店「暁製麺」
雲に浮かぶ「担担麺」

 

スープがよく絡む自家製麺 - 磯城郡田原本町のラーメン店「暁製麺」
スープがよく絡む自家製麺

 

オーダーを受けてから一杯ずつ丁寧にスープを手鍋で温め、ミキサーで泡立てます。
オーダーを受けてから一杯ずつ丁寧にスープを手鍋で温め、
ミキサーで泡立てます。

 

オーダーを受けてから一杯ずつ丁寧にスープを手鍋で温め、ミキサーで泡立てます。

 

 そして隊員Kが「鶏豚だしらぁ麺」と同じぐらいの回数で食しているのが「汁なし担担麺」。メニューの裏に「おいしい食べ方」が書いてあるので、しっかり読んでとにかく一度ご賞味を。がっつり食べたい人であれば後悔はさせません。

 

元パティシエという異色の経歴を持つ店主 - 磯城郡田原本町のラーメン店「暁製麺」
元パティシエという異色の経歴を持つ店主

 

 味にこだわりはあれど、「お客様の声にしっかりと耳を傾け、時代に合わせて変化していく。一番大切なのは、ラーメンを食べた人に喜んでもらうこと」(店主の暁麺次さん)と今後も進化を続けていく。

(文・写真 奈良ラーメン探検隊隊員K)

 

 

店舗情報

<店舗名>

暁製麺

<住所>

奈良県磯城郡田原本町阪手138-3

 

<営業時間>

昼 11:00~14:00(土日祝は14:45まで)
夜 18:00~21:00

<定休日>

水曜日

<駐車場有無>

11台

<公式SNS>

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訪問メモ

【注文方法】

席に案内されてからの注文

【支払方法】

カード不可
電子マネー・QRコード決済可

【メニュー】

鶏豚だしらぁ麺850円、など

【ラーメンメモ】

●スープ=濃厚、泡系
●ベース=鶏、豚、魚介など、メニューにより様々
●麺=細麺、中太麺

【店舗メモ】

●女性の入りやすさ ○
●座席数 23席(カウンター13席)

 

 

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 奈良ラーメン探検隊は、奈良県内のラーメン店を幅広く紹介する奈良新聞社のラーメン好きユニット。隊員の気になるお店や個人的にオススメしたいお店を取材し、奈良を訪れる皆さんに「奈良のラーメン」を味わってほしい、そんな気持ちで発足した取材グループです。奈良ラーメン探検隊のXInstagramでは活動内容を更新中。

 

 

【隊員K】
 司法担当記者。週に3回はラーメンが主食も、メタボが気掛かり。

 

 

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