特集奈良ラーメン探検隊活動中!

経済

奈良にシェアリングスペース「bird bird」オープン 旧南銀紀寺支店をリノベ

関連ワード:

仕事や勉強に使えるコワーキングスペース=奈良市西紀寺町のbird bird

 奈良市紀寺町を中心としたまちづくりに取り組むスペースドットラボ(同市、藤岡俊平代表)はこのほど、旧南都銀行紀寺支店(同市西紀寺町)をリノベーションしたシェアリングコミュニティースペース「bird bird(バードバード)」をオープンした。会員になれば、コワーキングスペースを仕事や勉強に使える。

 

 藤岡代表は、京終駅周辺のまちづくり▽春日表参道SUN DAYS PARK▽まちの食卓/PARK LIFE MEETING/PARK LIFE LABO―などのプロジェクトに参画し、多くのコミュニティーづくりに携わってきた。

 

 同支店は1972(昭和47)年、吉野駅や畝傍高校などを設計した奈良を代表する建築家、岩崎平太郎が設計。2020年に移転統合により閉店した。

 

 リノベーションは、スペースドットラボの母体である藤岡建築研究室と、やぐゆぐ道具店(奈良市、鈴木文貴代表)の共同設計で行われた。

 

 bird bird(鉄筋コンクリート造り2階建て)の2階部分がコワーキングスペース(103平方メートル、定員20人)になっており、開放的な空間に机と椅子が置かれている。個室のシェアオフィス(12〜18平方メートル)も三つある。屋上のシェアリングコミュニティースペース(60平方メートル)からは、若草山や興福寺五重塔が一望できる。

 

 コワーキングスペースを利用するには会員になる必要がある。利用料金は月1万1千円(税込み)。営業時間は平日午前10時〜午後8時。詳細はbird birdのホームページへ。

 

 藤岡代表は「シェアリングコミュニティースペースは、物や場所を複数人が同時に使うことで生まれるつながりのある場所。人々の日常が豊かになるスペースになれば」と話した。

関連記事

特集記事

人気記事

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド