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生駒住民らの「庄田松明講」が、お松明用の竹を奉納 - 東大寺お水取り2023

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修二会の松明に使われる竹を運ぶ庄田松明講の人たち=17日、奈良市雑司町の東大寺

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 東大寺二月堂の修二会(しゅにえ=お水取り)を前に、奈良県生駒市高山町の住民でつくる「庄田松明(しょうみょう)講」(高木忠夫代表)が17日、奈良市雑司町の同寺塔頭(たっちゅう)、宝珠院(佐保山暁祥住職)に、お松明(たいまつ)用の竹3本を奉納した。

 

 同講は明治時代以前から竹の奉納を続け、毎年この日に運んでいる。昔は各塔頭に竹が奉納されていたが、現在も続くのは宝珠院だけだという。竹は長さ約7メートル50センチ、直径約10〜11センチのマダケで、地元で5日に伐採した。

 

 この日は、午後2時半過ぎに竹がトラックで到着。講のメンバー4人が2人1組で担ぎ、宝珠院の庭に運んだ。

 

 高木代表(83)は「太くて真っすぐな竹を探すのは難しい。今年も奉納できてありがたいです」と大役を終えて満足の表情。

 

 佐保山住職の妻、素子さんは「講が残ることによって、個人の願いもかなえてくださる行として伝わっていくのでは」と感謝した。

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