募集「悩み」や質問募集 僧侶3人がお答えします

歴史文化

結界つくる縄を選定 東大寺で注連蒔き - お水取り

関連ワード:

飯道社前の石段の途中からしめ縄をまく堂童子=21日、奈良市雑司町の東大寺

 奈良市雑司町の東大寺で21日、二月堂修二会(しゅにえ=お水取り)の舞台となる同堂周辺に張るしめ縄を選ぶ「注連蒔(しめま)き」があった。

 

 練行衆が境内を巡拝する社参の後、補佐役の堂童子が二月堂そばにある遠敷(おにゅう)社と飯道(いいみち)社を参拝。それぞれ社前の石段の途中から、下で待ち受ける童子にしめ縄をまいた。

 

 二月堂周辺を結界するしめ縄には童子が受け取ったものを使用。地面に落ちた縄は「塵(ちり)」と呼ばれ、けがれたものとして使わない。

 

 注連蒔き後、童子は二月堂南側の石段や三昧堂(四月堂)横の石段などにしめ縄を張り渡したほか、法華堂(三月堂)前の石灯籠にもしめ縄を掛けた。

関連記事

特集記事

人気記事

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド