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【ことなら’23秋】奈良の食文化 日本の発酵食品「漬物」の普及で地域貢献

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 昭和7年4月に奈良県河合町に“漬物の素”専門工場をつくり、つけもと本舗・松井勝三商店として製造販売を開始。日本の食文化に欠かせない漬物の伝統を守りながら地域貢献にも積極的な「つけもと」の松井㬢明社長にお話をうかがった。

 

「つけもと」松井㬢明社長インタビュー

 

食生活の変化

 近年、スーパーやコンビニなど食品が手軽に手に入るようになり保存食の役割が薄くなり、漬物のニーズも変化してきました。自宅で漬物をつけて食べるといったことも少なくなってきています。

 

 コロナ禍で、ぬか漬け等手作りのお漬物がブームになりました。しかし、コロナ禍も治まり、手作りの良さが忘れ去られようとしています。日本食の原点とも言えるお漬物すなわち日本の発酵食品を多くの人に知っていただきたいものです。

 

 

漬物文化の普及

 日本の食文化の原点である漬物の文化、特に家庭で漬けるお漬物を後世に伝えることを使命と考えています。たとえば、様々な集まりで「手作り漬物」の講習を開催しており好評を得ています。依頼があれば当社社員がお伺いさせていただきます。

 

 そのほか、社会貢献として幼稚園や小学校で手洗指導の教室を行っています。現在計画中なのですがクイズなども盛り込んだ手洗いの紙芝居を作成中です。このような活動を通じて小さい時から漬物の文化に触れてもらえればと思っています。

 

 

旬の野菜をおいしく漬けよう

大和まなの刻みゆず漬

大和まなの刻みゆず漬

 

ゆず漬の素

 

《材料》

・ゆず漬の素 大さじ2杯半

・大和まな 200g

 

《作り方》

①大和まなを5mm〜10mm幅に刻む。

②ポリ袋に刻んだ大和まなとゆず漬の素を入れて軽くふりまぜる。

③ポリ袋の空気を抜いて口を縛り、冷蔵庫で8〜12時間漬け込む。

④軽く水気を切って出来上がり。

 

 

たくあんサンドパン

たくあんサンドパン

 

たくあん漬の素たくちゃん

 

《材料》

・たくあん漬の素 大さじ1杯

・刻み大根 100g

・バターロールパン 2個

・マヨネーズ 小さじ2杯

 

《作り方》

①大根の皮をむき、短冊切りにする。

②ポリ袋に刻んだ大根とたくあん漬の素を入れて軽くふりまぜる。

③ポリ袋の空気を抜いて口を縛り、冷蔵庫で8〜12時間漬け込む。

④漬けあがったたくあんの水気をよく切り、マヨネーズで和える。

⑤バターロールパンに切れ目を入れ、④を挟んで出来上がり。

 

メモ

つけもと株式会社

住所:奈良県北葛城郡河合町大字長楽89番地

TEL:0745(57)2251

HP:https://www.tsukemoto.co.jp

 

 

 

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