総務省がまとめた昨年10月1日現在の人…
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総務省がまとめた昨年10月1日現在の人口推計で、75歳以上の高齢者が2千万人を超えたことが分かったという。わが国の総人口の約6分の1。
高齢者が増え続け、人口は減り続けている。識者はいろいろな対応策を考えてくれているが、まずは日々を、1週間を、1カ月を、1年を大切に生きること。
統計表を眺めていたら、10年前はどうだったか気になった。当時既に、本県の人口は滋賀に抜かれていた。今も人口差は拡大している。
数字を並べるとスペースが足りないので簡潔に述べる。10年前に比べて奈良、大阪、京都、和歌山各府県の人口は各8万数千人減。兵庫は約19万人減、滋賀は約9千人しか減っていない。
滋賀の人口動態は理解できるが、兵庫の大幅減はなぜだろう。4府県の減少数がほぼ同じというのは偶然だろうか。それとも何か理由があるか。
10年前に比べて愛媛、長崎両県とは人口が逆転(奈良が多くなった)。山口県も本県より約4万人多かったが、2千人差まで迫っている。なかなかの健闘だ。「歴史人口学」というのがあるそうで、知恵を拝借できるか。(北)