特集奈良の鹿ニュース

国原譜

昨年、貧困などに直面する…

関連ワード:

 昨年、貧困などに直面する子どもたちに、クリスマスや誕生日に本を贈る取り組みに参加した。興味を持ってもらう本を選ぶ難しさを知る機会にもなった。

 

 以来、贈ることを前提に本に触れてもきたが、学びを生かせる時が来た。大切な人に本や花を贈る、スペイン・カタルーニャ地方発祥のサン・ジョルディの日が23日に迫ってきたのだ。

 

 素敵な行事ながら認知度は今ひとつ。だが県書店商業組合はこの日に合わせ、加盟書店で購入した本を国内の誰かに贈る際の送料を無料にする企画を、5月20日まで行っている。

 

 読書活動活性化への答えは一つではない。多方面からの試み、地道な継続が複合的に反応し、効果をもたらすこともあり得る。

 

 23日は子ども読書の日でもあり、5月12日までは読書推進運動協議会の「こどもの読書週間」。今年の標語は「ひらいてワクワク めくってドキドキ」で、そんな気持ちにさせる本の贈り物に頭を悩ますのも時にはいい。

 

 年齢などが異なる読み手の視線を持つことで、読書の楽しみ方が広がったように感じる。読書生活充実のたねは、いろいろある。(智)

関連記事

特集記事

人気記事

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド