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国原譜

「猛暑、炎暑、酷暑…」いい加減、言い飽…

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 「猛暑、炎暑、酷暑…」いい加減、言い飽きた、聞き飽きた言葉に追われたこの夏。そんな中でも8・6、8・9、8・15と、第二次世界大戦の犠牲者を追悼した8月が、終わろうとしている。

 

 戦争を知らない世代に平和の大切さを考えてもらおうと毎年、香芝で開かれている「平和のための香芝戦争展」。NPO法人が、戦争体験者から寄せられた「資料」や戦死者らの遺品を展示し、体験者の講演を聴いたりと、地道に活動を展開している。

 

 22回目の今年は12日に「長崎の被爆体験を語る」講演会が開かれ、大阪府柏原市在住の三田村律子さん(81)が幼い日の被爆体験を語った。詳細は10面(暮らし面)の特集記事を、ぜひ読んでほしい。

 

 被爆者の高齢化が進み「語り部」の数もどんどん減る中で、体験者の証言を聴くことができたのは貴重な時間だった。関係者の労に感謝したい。

 

 同法人では戦争展の「展示解説資料」をはじめ、「香芝市民の戦争証言」、地下壕があった「屯鶴峯(どんづるぼう)」の調査資料などを冊子の形で残している。

 

 地道な活動が平和を守る力になる。(恵)

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