大和信用金庫(奈良県桜井市桜井、中村正徳理事長)は22日、地域の課題解決に取り組む団体を助成する「県地域貢献サポート基金」に50万円を寄付した。県は「大和川水系の水環境改善活動」をテーマにNPOなどから事業提案を募集、補助金として活用する。

　同金庫は、役員や職員から寄せられた善意などを原資に毎年、寄付を続けており、今回で13回目、総額は625万円に達した。

　県庁で行われた寄付受領と感謝状の贈呈式には同金庫から中村理事長、鳥殿勝理事・総合企画部長(やましんSDGs推進委員会委員長)、県から山下真知事、舟木豊文化・教育・くらし創造部長らが出席。

　中村理事長は「当金庫は大和川の水質・環境改善とともに、カーボンニュートラルの啓発活動にも取り組んでいる。今後も継続して県の事業を支援していきたい」とあいさつ。山下知事は「多額の寄付をいただき、ありがとうございます。申し出の趣旨に沿って責任を持って活用していきます」と感謝した。