社会
大型弾薬庫計画の危険性知って 住民ネットワーク発足へ
「紛争時は相手の標的に」
京都府精華町と京田辺市にまたがる丘陵地に、広大な弾薬庫がおかれている陸上自衛隊祝園(ほうその)分屯地。岸田政権が目指す反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有に伴い、ここに長射程ミサイルを保管する大型弾薬庫が造られようとしている。「大型弾薬庫は紛争時に相手の標的にされ、住民の安全を脅かす」と、計画を危惧する住民のネットワークの準備会が14日、京都府精華町南稲八妻の町地域福祉センター「かしのき苑」会議室で開かれた。京都府南部の各市町や大阪府枚方市、奈良市の平和団体の代表者ら31人が参加し、現状の理解を深め、今後の方針などの意見を交わした。名称は「京都・祝園ミサイル弾薬庫問題を考える住民ネットワーク」とし、2月に発足予定。