奈良県が9日までに発表した昨年10月の県鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整値)は、前月比1・4%増の87・5で、2カ月連続で上昇した。前年同月と比較した原指数も4・8%増の88・1で、5カ月ぶりに上昇した。

　生産指数を業種別に見ると、前月より上昇したのは、生産用機械工業(17・9%増)▽プラスチック製品工業(5・8%増)▽化学工業(4・5%増)―など12業種。

　低下したのは、電気機械工業(78・6%減)▽印刷業(11・1%減)▽汎用機械工業(7・2%減)―など5業種だった。

　また在庫指数(季節調整値)は前月比0・3%増の120・7で、3カ月ぶりに上昇。原指数は前年同月比6・9%減の122・1で、3カ月連続の低下となった。