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ビジネスコンテストで川東さん最優秀賞 - 奈良にいい会社をつくろうサミット2023

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最優秀賞に選ばれた川東さん(中央)とサミット関係者=4日、奈良市登大路町の奈良公園バスターミナルレクチャーホール

 中川政七商店(奈良市)の「奈良にいい会社をつくろうサミット2023」が4日、奈良市登大路町の奈良公園バスターミナルレクチャーホールで開かれた。これからの奈良のビジネス、まちづくりに関心を持つ事業者や団体、市民ら約150人が参加。奈良に産業と雇用を生む会社づくりなどについて見識を深めた。

 

 同社が進める奈良を元気にするまちづくり事業「N.PARK PROJECT」の一環。奈良の県民総生産を上げる「いい会社」を増やし、奈良の魅力を高めることなどを目的に初めて開いた。

 

 メインプログラムのビジネスコンテストには県内事業者5人が登場し、奈良をより良く変えるビジネスプランやすでに着手している新事業をプレゼンテーション。企画意図や手法、ターゲット、販路、採算と将来性、社会や業界に与える影響などを訴えた。

 

 最優秀賞には、デザイン性の高いサンダルブランド「HEP」を設立し、産業観光にも意欲的な川東履物商店(大和高田市)社長、川東宗時氏のプランが選ばれた。川東氏は「さらに覚悟を決めて、ビジネスを加速させていきたい」と意欲を語った。

 

 中川政七商店会長の中川政七氏や「小山」(奈良市)社長の小山智士氏らが各プランを講評。最優秀賞受賞者は、中川政七商店による経営分析や場面に応じたコンサルティングなどのビジネス支援が受けられる。

 

 このほかサミットでは、全国で課題解決を支援するまちづくりの専門家、エリア・イノベーション・アライアンス代表理事の木下斉氏が基調講演。地域経済の発展には既存企業の新たな取り組みが必要と強調し、「面白い商品、サービスを提供できるいい会社の多いまちが発展し、いいまちをつくる」と述べた。

 

 クリエィティブディレクターと行政関係者によるパネル討論もあり、奈良に必要な地域ブランディングについて意見交換。

 

 いい会社のフロントランナーとして、今西酒造(桜井市)の今西将之代表、「ume,yamazoe」(山添村)の梅守志歩オーナーが実践内容について語った。

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