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相撲発祥ゆかりの地でちゃんこ鍋コンテスト 横綱賞に「15の白星親子鍋」

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食べた鍋を評価する審査員=3日、葛城市太田の道の駅かつらぎ

 奈良県葛城市は3日、「第1回けはやちゃんこ鍋コンテスト」の決勝戦を、同市太田の道の駅かつらぎで開催。横綱賞に職場の女性仲間3人のチーム「かしまし娘」=同市=が考案した「15の白星親子鍋」が選ばれた。

 

 相撲発祥ゆかりの地として新たな特産品を生み出そうと企画。コンテストには県内から33組の応募があり、選考を勝ち抜いた3組が会場で腕を振るった。

 

 来場者がそれぞれの器に盛られた3組の品(先着500食、セットで税込み500円)を食べ、好みの鍋に投票。特設ステージで行われた阿古和彦市長や料理人の太田忠道さん、同市観光大使の宮城野親方(元横綱白鵬)の妻、白鵬紗代子さんら5人による実食審査のポイントも加え、三つの賞を決定した。

 

 「15の白星―」は、大根で白星を表現し、鶏や薄揚げ、葛城産の卵などを使ったちゃんこ鍋。表彰式でチーム代表の女性(55)は「市の食材と家庭にある調味料などで作れる内容にした。頑張ったかいがあった」と受賞の喜びを語った。

 

 総評で阿古市長は「500食が完売し、多くの皆さまの意見を集約した結果。これからも(相撲発祥ゆかりの)この地にふさわしいイベントを拡大させていきたい」と話した。

 

 このほかの賞では、同市の嫁姑(しゅうとめ)ペアの「葛城ちゃんこ」が東の大関賞、同市の女性(43)の「まろやか豆乳マーボーちゃんこ鍋」が西の大関賞にそれぞれ選ばれた。

 

 同市は今後、各鍋を市立幼稚園、小中学校の給食で提供したり、レシピを市広報で紹介するなど、市民に親しんでもらいたいとしている。

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