西日本建設業保証奈良支店は18日までに、6月の奈良県公共工事動向(前払金保証実績)を発表した。前年同月比で件数、請負金額ともに増加した。

　件数は前年同月比33・3%増の164件。請負金額は同204・1%増の222億6900万円となった。

　発注者別は国20件、23億4600万円、県58件、14億9800万円▽市町村82件、69億9200万円▽その他公共的団体3件、114億2000万円―など。

　工種別は土木73件、58億4400万円▽建築35件、141億3000万円▽測量・調査・設計42件、5億6500万円―などとなっている。

　地区別は奈良31件、27億4900万円▽大和郡山22件、12億1600万円▽大和高田35件、23億9600万円▽桜井23件、122億2100万円▽宇陀10件、3億500万円▽吉野21件、19億6600万円▽五條22件、 14億1400万円だった。

　6月分の大型工事は次の通り(かっこ内は発注者と対象額)。

　県立医科大学新キャンパス新築工事=建築工事=(同大、93億3900万円)▽同=電気設備工事=(同大、12億5900万円)▽箸尾準工業地区整備工事(広陵町土地開発公社、8億2100万円)▽奥柳登美ケ丘線街路改良工事(奈良市、7億5600万円)▽洞川温泉ビジターセンター新築工事(天川村、5億4900万円)―など。