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橿原市長選、亀田氏が再選出馬表明「市庁舎、争点に」

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 任期満了(11月11日)に伴う奈良県橿原市長選挙で、現職の亀田忠彦氏(50)が10日、2期目を目指して無所属で立候補する意向を表明した。同市長選への出馬表明は初めて。

 

 亀田氏は同日、橿原市内で会見を開き、「1期目の経験をもとに、さらなる4年間を市発展のために頑張りたいとの思いを少しでも早く表明したかった」と述べ、「コロナ対策のウェイトが大きかった3年半だったが、特に子育てや教育施策には力を入れてきた。一方、住宅開発推進のための特区導入など、公約を実現できなかった反省もある」と振り返った。

 

 市長就任により建て替え計画をいったん白紙に戻した市役所本庁舎の方向性については任期中に示したいとし、「全国的な事例などから市に一番合う方法を決め、選挙の争点としたい」と話した。

 

 また、2年後の大阪・関西万博の開催には大きな期待を寄せ、「市制70周年や飛鳥・藤原の世界遺産登録も計画通りに進めば同時期となり、市への誘客事業などを進めていきたい」と意欲的。県との連携事業では、2031年の国民スポーツ大会に向けた施設整備、県立医大周辺のまちづくりの実現に向けて引き続き取り組みたいとした。

 

 亀田氏は神戸市出身。天理大学卒業後、衆院議員秘書などを経て、2015年4月から県議。2期目途中で辞職し、19年10月の市長選で初当選した。

 

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