森川氏が4選出馬表明 高齢者支援などに意欲 - 明日香村長選
任期満了(10月22日)に伴う奈良県明日香村長選で、現職の森川裕一氏(66)が6日、4期目を目指して無所属で立候補する意向を表明した。同村長選への出馬表明は初めて。
同日の村議会3月定例会で森川昌彦村議(52)の一般質問に答えた。森川裕一氏は「ここ数年が舵取りの困難な時期。もう1期村政を担わせていただき、未来に向けて明日香村を大きく飛躍させたい」と意欲を示した。
議会後の取材に対し、森川氏は社会インフラや新庁舎の整備など3期12年の成果を総括。健康面の不安もなくなり、出産・子育て、高齢者などの支援体制整備▽星野リゾート宿泊施設の整備と祝戸荘の再生▽「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の世界遺産登録に向けた総合的管理計画の作成―などに取り組むとした。
森川氏は1981(昭和56)年、京都大学大学院工学研究科修了。同年4月、奈良県に入庁し、くらし創造部協働推進課長や県立医大法人企画部長などを歴任。2011年10月の村長選で初当選した。