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現職荒井氏が事務所開き 5選に意欲「施策仕上げの時期」 - 奈良県知事選

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後援会の事務所開きで神事に参列する荒井氏ら=1日、奈良市三条大路2

 任期満了に伴う奈良県知事選挙(23日告示、4月9日投開票)に向けて現職の荒井正吾氏(78)の後援会が1日、奈良市三条大路2丁目で事務所を開設した。自民党の推薦をめぐる「保守分裂」状況もあり、推薦する各種団体は同日までに約130団体と前回選挙時の半数程度にとどまっている。ただ、荒井氏は「これまで進めてきた県政の継承か変更かが問われる選挙。雲行きは気にせず一生懸命やるだけ」と話し、改めて5選へ強い意欲を示した。

 

 事務所開きでは屋内の会場で神事などが営まれ、支持者やスタッフら約30人が出席。神職が選挙の無事と必勝を祈願する祝詞を奏上した。

 この後、報道各社の質問に応じた荒井氏は「4期16年にわたって進めてきた施策が成果を出しつつあり、仕上げの時期。もっと良くなる奈良の姿が見えるから、政策を続けるため、再選出馬を決意した」とし、今回の選挙では「現在の県政を継承するか、覆すか。それが唯一の争点」と主張。

 

 自民党の推薦問題に関しては「県連から私に面会の申し込みが何度もあったというのはうそ。1回だけ。それも私の出馬表明後の今年1月になってから」とし、「出馬辞退を求められるような談合に応じるのは好ましくない」と話した。

 

 また、この間の経緯について「自民党の森山裕選対委員長と昨年11月に電話で話し、出馬した方がいいと思うと言われた。それが出馬を決意する要因の一つにもなった」と明かし、「その後も森山さんの考えは変わっていない。こうしたプロセスを知ってほしい」と訴えた。

 

 選挙の戦い方では、大がかりな個人演説会などは避け、地域をくまなく回ってミニ集会を積み重ねる戦術に徹したいとし、「選挙の結果を予測するのが私の仕事ではない。私の仕事は政策を訴えること。原点に立ち返り、訴え続けていく」と話した。

 

 知事選には、荒井氏のほかに、自民党県連が推薦を党本部に上申した元総務官僚の新人、平木省氏(48)、日本維新の会の新人、山下真氏(54)が立候補を表明。共産党も市民団体からの候補擁立を進めているほか、複数の新人陣営の動きがある。

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