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「発掘された日本列島2022」展が開幕 なら歴史芸術文化村で

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奈良会場独自の地域展「物部氏の古墳 石上・豊田古墳群と別所古墳群」も人気を博した=7日、天理市杣之内町のなら歴史芸術文化村

 全国で実施されている発掘調査の中から注目の成果を紹介する「発掘された日本列島2022」展(文化庁、なら歴史芸術文化村、奈良新聞社、全国新聞社事業協議会主催)が7日、奈良県天理市杣之内町の同文化村で始まった。2月12日まで。

 

 同展覧会は1995年度からスタートした巡回展。本年度は今回が全国5会場の最後の展覧会で、奈良で開催されるのは18年ぶり2回目となる。

 

 近年発掘された遺跡など注目されている14遺跡、約360点を展示した「新発見考古速報」、地域の個性的な歴史や魅力的な遺跡を紹介する「我がまちが誇る遺跡」で展示を構成。土器や勾玉(まがたま)など計約520点が並んだ。

 

 また奈良会場独自の地域展「物部氏の古墳 石上・豊田古墳群と別所古墳群」も同時開催。両古墳群のこれまでの発掘調査の成果が出土品とともに紹介され、古代の有力氏族である物部氏の実像を探ることができる。

 

 展覧会には初日から家族連れなど多くの人が足を運び、美しい造形の縄文土器や、当時の生活の様子を感じさせるナイフ型石器などを眺め、日本の歴史に思いをはせていた。

 

 奈良市内から夫と2人で訪れたという山村久美子さん(63)は「さまざまな古墳があって興味深く見られた。土器などもすごく形がきれいで、当時を想像して楽しませてもらった」と笑顔で話した。

 

 午前9時から午後5時開館。月曜(祝日の場合は翌平日)休館。観覧無料。

 

 問い合わせは、なら歴史芸術文化村、電話0743(86)4420。

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