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労基法違反で書類送検 黒滝森物語村など経営者

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 大淀労働基準監督署は15日、労働基準法違反と最低賃金法違反の疑いで、黒滝村が出資する第三セクター会社「黒滝森物語村」と同社取締役の男性副社長(68)、同社取締役の男性「森の交流館」支配人(37)、同社執行役員の女性「道の駅吉野路黒滝」責任者(54)を奈良地検に書類送検した。

 

 同監督署によると、同社などは、道の駅吉野路黒滝の労働者5人に対し、昨年12月26日から今年4月25日までの時間外労働、休日労働に対する割り増し賃金の一部を所定日に支払わなかったほか、森の交流館の労働者2人に対しても同期間、県最低賃金以上の賃金を支払わず、時間外労働などの割り増し賃金も所定日に支払わなかった疑い。被害総額は106万8735円。

 

 同監督署が今年1月に立ち入り、改善を促す行政指導を行ったが、5月に改めて指導した際にも改善が見られなかったらしい。

 

 同社社長を務める黒滝村の辻村源四郎村長は事態を受け「副社長を信任し、経営を任せていたが、管理不行き届きで誠に申し訳ない」と陳謝。その上で「実態や原因を調査、確認した上で改善に取り組みたい」と話している。

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