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大型連休中にある「国民の祝日」には特別…

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 大型連休中にある「国民の祝日」には特別な意味がある。きょう29日は「昭和の日」、5月3日は「憲法記念日」、同4日は「みどりの日」。

 

 昭和天皇の崩御で4月29日の「天皇誕生日」が「みどりの日」になり、それが「昭和の日」に変わり、「みどりの日」が5月4日になった。

 

 「憲法記念日」を含め、いずれも昭和の時代、そして昭和天皇という存在の記憶を強く思い起こさせる。原点となる出来事はもちろん1945(昭和20)年の終戦(敗戦)だ。

 

 祝日ではないが、「昭和の日」前日の4月28日も記憶にとどめたい。1952年のこの日に「サンフランシスコ平和条約」が発効。日本は「独立国」になったとされた。

 

 ところがこのとき、沖縄や奄美は日本から切り離された。「沖縄の復帰」が果たされたのはそれから20年後だった。また「北方領土」に至ってはいまだに未解決だ。

 

 連休を楽しむのはいい。だけど、連休中の祝日に昭和の時代をほうふつとさせるものが集中しているのは偶然か。注目の映画『オッペンハイマー』が昭和の時代につながるのも、もちろんである。 (北)

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