中村陣営は午前11時30分ごろから、奈良市のJR奈良駅前で第一声。式典形式はとらず、約10人の支援者や通行人に向けて中村候補が約30分間演説したほか、自身で同党のチラシを配布し支持を呼びかけた。

　中村候補は「ただのシングルマザーだった自分が、わずか2年前に誕生した党に入り、県選挙区から出馬することになった。日本を取り戻すために立ち上がった」と立候補までの経緯を説明。「日本は食料問題など危機的な状況にある。政治に無関心であってはならない」と訴えた。

　国内での食料自給率の低さを危惧したほか、若者の自殺者の多さなどを嘆き、公約としては、食の安全と健康、教育などを掲げた。　「皆で正しい情報を学んで現状の問題を把握する。改善するための政策を提案して住みよい社会をつくり、子供たちに受け継いでいくことができれば」と語った。