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奈良県立桜井高校 命の教育 - 生命のメッセージ展とともに

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表彰状を手にする東浦さん(右から2人目)と松田教諭(右端)、児島さん(左端)とメッセンジャーたち

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 交通事故や犯罪、いじめなどで命を奪われた被害者の等身大パネル(生命=いのち=のメッセンジャー)で命の重さを伝える全国巡回アート展「生命(いのち)のメッセージ展」の開催が県内の教育現場に広がっています。単発での開催が毎年、多数の学校で行われているのに加え、生駒市立光明中学校は平成24年度から、県立桜井高校(桜井市)は平成27年度から、3年に一度の開催を継続中。これには「どの学年の生徒にもメッセンジャーとの出会いを体験してほしい」との願いがあります。

 

 昨年6月、3回目となる同展を開催した桜井高校では3年生の東浦花羽(ひがしうら・はなね)さん=18歳=が、令和3年度「大切な命を守る」全国中学・高校生作文コンクール(警察庁主催、内閣府・文部科学省・公益社団法人全国被害者支援ネットワークなど後援)で「警察庁犯罪被害者支援室長賞」を受賞するという、うれしいニュースがありました。

 

 県内の学校での同展開催は原則として、同展の開催を推進するNPO法人「KENTO」(奈良市)の児島早苗代表の講演とセットで行っています。東浦さんは、児島さんのお話しとメッセンジャーとの出会いを通して感じた、素直な思いを綴って受賞しました。今回は、東浦さんと、同校でのメッセージ展開催を担当した松田元伸教諭、そして、児島さんに集まっていただき、かけがえのない命について語り合っていただきました。

 

表彰状を手にする東浦さん(右から2人目)と松田教諭(右端)、児島さん(左端)とメッセンジャーたち

 (この記事の写真はすべて昨年12月17日、桜井市の県立桜井高校で撮影)

 

※同コンクールは被害者遺族らの講演を聞く「命の大切さを学ぶ教室」などを通して知ったことを踏まえ、自分の考えや意見を綴った作文を募るもの。平成23年度から行われており、令和3年度は高校生5567作品、中学生4776作品の応募がありました。

 

東浦さんの受賞作文全文は奈良県警のホームページ https://www.police.pref.nara.jp/0000004122.html で読むことができます。

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