社会
月ケ瀬梅林の魅力より深く - 名勝指定100周年展覧会
月ケ瀬梅林(奈良市)の名勝指定100周年を記念した展覧会「奈良を観る~名勝・月ケ瀬梅林~」が、同市二条大路南1丁目の市美術館で開かれている。23日まで。
月ケ瀬梅林は染物の定着剤になる烏梅(うばい)を作るため、梅の木を植えたのが始まりとされる。江戸時代には10万本を数えたといわれ、名所となった。明治期に烏梅が廃れると古木は炭にされるなどの危機を迎えたが、地元の保全活動で1922(大正11)年には奈良公園(同市)などとともに名勝指定第1号となった。