自民党が、党運営の指針である「ガバナン…
自民党が、党運営の指針である「ガバナンスコード」を改訂した。基本原則に第6項を新たに加えた。今月17日の党大会に合わせての決定。
第6項は批判の止まない「裏金問題」への対策として新設したもの。「政治資金の透明化と政治資金問題への厳格な対応」という。少し内容を紹介してみよう。
以前から自民党の「派閥」と「政策集団」がどう違うのかよく分からなかった。今後は「これまでの『派閥』を禁止する」とあるから、やはり違うようだ。
通称「安倍派」は先日解散したが、正式名称は「清和政策研究会」。お金や人事は「派閥」、政策研さんや人材育成、若手議員の教育などは「政策集団」という振り分けだ。
「派閥」は存続・新設が禁止され、「政策集団」は政治資金パーティーなどが禁止される。自民党政治の実質的な原動力だった「派閥」の消失でどう変わるか。
自民党は変わるか。ただし、「裏金問題」はまだ終わっていない。1985年の設置以来初めて開かれた参議院の政治倫理審査会。県選出の堀井巌、佐藤啓両参議院議員も出席し、全てを語るべきだ。(北)