いつまでダンマリを決め込むのか。時間が経てば、忘れるとでも思っているのだろうか。その逆でますます見放されることになる。

　自民党の政治資金パーティーを巡る問題で、関係議員から聞き取り調査を行い公表したが、本気度がうかがえない。小出しに発表しても国民の納得は得られまい。

　報道各社の世論調査でも内閣支持率は、20%台と危険水域のままだ。先週から確定申告も始まり、まともに申告してきた国民は、「やってられない」気分だろう。

　せめて県選出の参院議員である堀井巌、佐藤啓の両氏には誠実な対応をお願いしたい。問題発覚当初に、所属する安倍派の一員であることを遺憾としていた。

　それぞれ副大臣、政務官の職を辞任した。なぜその時に自身のことを語らなかったのか。有力県議だけでなく党員、支持者らから、説明を求める声が寄せられている。

　まさか東京に居座り続け、帰県するのも面倒になっているのではあるまい。確定申告で収支を丸裸にされる国民の側からすれば、法律を創る立場の人間が、法律を守らないことを許せない。(治)