テレビのサスペンスドラマを見ていたら、…
テレビのサスペンスドラマを見ていたら、善人か悪人か判別のつかない謎の人物が登場する場合が多い。人物ではないが、賛否両論あるふるさと納税は、実は良い制度だと思わせるニュースがあった。
ふるさと納税を利用して能登半島地震の被災自治体に返礼品のない寄付をする動きが活発との報道(23日付本紙)。制度を利用すると少しの自己負担で災害復旧に寄与できる。
ふるさと納税を受け取る事務作業が負担となる被災自治体に代わって、別の自治体が事務処理する仕組みも納税サイトで導入されている。
金持ち(高額納税者)優遇とか自治体の過度な返礼品競争で問題視されるふるさと納税制度であるが、本来のふるさと応援や災害支援に役立てると良い面が浮かび上がる。
各種募金の受け付けなど能登半島地震の支援活動は、全国各地で広がっている。直接のボランティア活動ができなくても、できる範囲で災害復旧に貢献したいものだ。
注意しなければならないのが偽の募金活動などの詐欺。善人ぶっていたのが、実は犯人だったとのドラマがよくある。(栄)