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自民党安倍派の政治資金パーティーを巡る…

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 自民党安倍派の政治資金パーティーを巡る事件は、一部の議員が在宅または略式起訴されただけで、大物と言われる政治家にまで、東京地検特捜部の手は届かなかった。

 

 国民には、各派閥の会計責任者だけに責任が押し付けられた形にしか見えない。モヤモヤ感が一層強まっただけ。世界各地では戦火が続発し、緊迫しているのに、この体たらくだ。

 

 地検に略式起訴された谷川弥一衆院議員(長崎3区)は、地元での辞任会見で、裏金化した約4300万円の還流について「飲食や会合など政治活動に使った」と初めて「説明責任」らしきものを果たした。

 

 一部政治家だけに金が集まり、「記載漏れがあり訂正します」でおしまい―という構図に国民は怒っている。派閥解体で誤魔化さず、政治資金パーティー禁止ぐらい打ち出すべきだ。

 

 フォークシンガー高石ともやさんの1967年のアルバムに「学校で何を習ったの」という曲がある。「♪…議員は立派な人たちだから 選挙のたびに同じ人選ぶ…」という歌詞があった。

 

 半世紀以上たっても変わらない日本の政治…情けない。(恵)

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