新しい年の日常が戻りつつある。2031…
新しい年の日常が戻りつつある。2031年の県開催が内々定する国民スポーツ大会、全国障害者スポーツ大会でも動きがあった。
山下真知事は県立橿原公苑の再整備の方針を発表。老朽化した二つの体育館を統合し、新アリーナ整備の方向性を示した。改修より建て替えの方が費用対効果が良いとの判断らしい。詳細は未定だが、音楽催事など多目的に使う施設になる見通しだ。
多目的利用に期待が膨らむ。近年全国で新設、整備されたアリーナは、運営方法も含め本場米国の施設に学ぶなど本格エンターテインメント空間となっているからだ。
建設、維持費に大きな予算は困難との声もあろう。より多くの県民が納得できる要点は、未来につながるお金の使い方かどうかだ。
スポーツ振興に熱心な県内企業の幹部は以前、現代型アリーナの効用を熱く語った。優れた施設がスポーツツーリズム活性化に欠かせないと。
知事の方針は、上位ステージを狙う男子プロバスケットボールB2のバンビシャス奈良の関係者にも届いたろう。彼らが本拠地の場所に悩むほどの計画になるのを願う。(智)