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今年の世相を表す漢字に税が選ばれた。日…

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 今年の世相を表す漢字に税が選ばれた。日本漢字能力検定協会は生活に直結する税の動向に注目が集まり、多くの応募が寄せられたと分析する。

 

 消費税率が引き上げられた2014年以来、2度目の選出。今年は増税や減税をめぐる議論が続き国民の不安と期待が交錯したと振り返る。

 

 手許の漢和辞典によると税の漢字は、はぎ取る行為を表す象形文字と穀物の組み合わせとあり、あまり良い印象ではないが、社会を支えるためには欠かせない重要な制度でもある。

 

 ちなみにきょう14日は忠臣蔵討ち入りの日。税といえば主税と書いて「ちから」と読む名を思い出すが、これは律令時代の役職が元だとか。

 

 国税庁のホームページは「租は民の労力によるとされ、その和名はちから」と解説。また主税寮のことを「ちからりょう」と呼んだと紹介し、現在の主税局の由来になったという。

 

 なるほど税は国民の力。みんなで出し合い正しく使えば社会を潤す。決して不当に吸い取られて権力を肥してはいけない。納税にしっかり対応し、使途にも関心を持つことの大切さは来年も変わらない。(松)

 

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